1~15で見てきた人妻肉奴隷として満たすべき条件は、極端なものに思えるだろう。実際にこれらを相手に納得させ、実際に従わせる能力を持つご主人様は、そう多くはいない筈だ。
 
 だが、SM的な関係が成り立つには、大きく分けてふたつの形がある。一つは、肉奴隷が自分の意思で従うケース。もう一つがご主人様の意思によって強制的な服従を強いられるケースだ。
 
 肉奴隷になるという意思が皆無だった状態の人妻を、SMの主従関係に持ち込むことはほぼ不可能だ。だが、もともとマゾ的な快感に興味がある人妻の場合、既成事実を作られてしまいやすい。
 
 B級Vシネマにありそうな展開だが、失うものがある(あるいは多い)人間は、失うものがない(あるいは少ない)者から脅された時、それに屈することが多い。
 
 具体的には、人妻は不倫の証拠を盾に取られると、自らの意思に反して関係を続けるしかなくなることがある。拘束して行われるSMプレイは、画像や動画といった証拠の取得を容易にしてしまう。
 
 この危険性は、看過できないほど大きい。不倫にSMという要素が加われば、そのリスクは何十倍にも膨れ上がることになる。不倫でするSMは罪であるばかりか、愚かしい行為だといわざるを得ない。
 
 不倫は自己責任でするものだが、せめて深い関係になる前に十分に相手のことを調べ、失うものの大きさが釣り合っている時にだけ、肉奴隷として身を任せる慎重さがとても重要になる。